一回怖い、と思うとずっと怖い。眠るのが怖い。眠りに落ちるのが怖い。意識を失うのが怖い。何かをしなくてはいけない衝動に駆られ、明日のやらなくてはいけないことをひたすら考え、明日やってはいけないこと、最悪のパターン、その対処法。ついでにどうしようも無い将来の最悪を考えて、死にたいというか、明日になるのが酷く怖い時がある。
今がそれ。
自殺未遂ってどこからそうなるんだろう。警察沙汰になるとか誰かに騒がれるとか、そういうものなら私は一回もそんなことしていないことになるわけだけど、ただなんとなくこれを無いと言い切ったら私が私を守れなくなるんだろうなと思うので、それはしない。
冬場に着たパーカーやトレーナーの紐は全部抜かれている。なんでかって全部使ったから。正気に戻ってゴミ箱に入れるけど、一本だけはドアノブに掛けられたまんま。こないだ母にこれ何?と言われて酷く焦った。アホみたいな誤魔化し方で母を騙せただろうか。
その紐に、定期的に頭を通す。明日よ来ないでくれと必死に祈る時に頭を通して目を瞑る。意識を失うのをひたすら待つ。でも、いつまで経ってもその時は来ない。ふかふかのベッドでさえ眠れないのだから硬い床に座ったまま眠れるわけがない。薬の眠気が恐ろしくて怖い怖いと思う内に目が覚めている。瞼の裏の暗闇が恐ろしくてスマホに触る。まとわりつく湿気、いい加減エアコンを直さないとって夜は絶対思うんだ。日中そんなこと忘れてる癖に。そんなに忙しくないのに心だけがずっと焦っている。明日はこれをしなきゃ、あれしたらこうなるかもしれないけどどうしよう、ずっとずっと頭をぐるぐる回して深夜三時。体に熱が籠って暑い。遮光カーテンの向こうが眩しい。扇風機の風でまた考え事が増えて、永久ループ。
これは本当に、ずっとずっと前から思っているんだけど、睡眠って死に似てませんか。時々起きて、昨日のことが自分の記憶じゃなくなる瞬間があるんです。思い出そうとしても誰かの日記みたいで現実味が無くて、私そういう時また死んだって思うんですよ。昨日までの私、どこ行ったの?って。昨日は確かに胸を沸かした経験も他人事になって、思い出しても上っ面しかなくて、どうでもいい話になって文面の上でしか記憶していない。最近自分自身の経験で楽しいことって全く思い出せないんだけど、多分あったはずなんですよね。覚えてる記憶がどんどん薄れていくんです。一番最初の記憶は幼稚園にも入ってないような小さな頃だけど、そこから飛んで小学校、その後は全部飛んで今。これだけしか自分の記憶だって自信が無いんです。色々あったはずなんですけど、楽しいこととか辛いこととか全部文章の上でしか覚えてなくて、いくらでも書けるけど、この時のこと覚えてるかって言われたら全く覚えてないので適当に捏造するしかないんですよね。それもまた忘れるけど。
前にも書いた気がするけど、少し前に見た、意識を失う瞬間の、眠る瞬間の夢がものすごく怖くって、起こした文章を読んで頭の中で再現して、ものすごく怖くなるんです。でも前よりはきっとマシで、最近は6時間以上寝てますよ。前は5時間くらいで飛び起きてたから一日中ベッドの上にいたんですけど。
そんなこと言ってたらもう3時になりました。明日バイトだから早く寝たかったのに、また私の責任感の無さのせいです。あーあ。
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